こんにちは。

神さまっていると思いますか?
どんも、最近のテーマは神さまのかなちゅうです。
いまのところ、かなちゅうは50:50のフワフワな気持ちです。

さて、剣山荘の晩御飯は17:00。
それまで何をするかというと、ストレッチ。
そして、仮眠。
がいつもどおり。
だけどいつものかなちゅうはちょっと違う。

吐き気と嘔吐に狂い耐え凌ぐ。

こんなことは初めて。

それは同室の女性にまでご迷惑をおかけするほどで、でもとても優しく心配してくれた。
うめき声をあげ、のたうちまわり、薬を飲んでも効かない。

なんなんだ。
そんな時間を過ごし、ご飯をたべれば元気が出るだろうと思い17:00に食堂へ。
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しかし、ご飯と味噌汁しか食べれずほとんど残してしまい、おまけに吐く。
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どぉしていいかわからず、小屋の人へ相談。
すると、色々アドバイスを頂き、まずは酸素吸入をすること20分。

体調も変わらず、次は吐き気どめを飲む。
アクエリアスもの飲む。
しかし、だめだ。

そして震えが酷くなり、小屋の方が危険と判断して夏季にいる救急隊へと連絡してくれた。

そこからは写真など撮る暇も余裕もなく、特別にスタッフのお部屋を個室にしてもらい看病室へとしてもらい…
何から何まで本当にお世話になった。
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次に撮れた写真は、隊の方からいただいた砂糖と羊羹だった。
医師との診断で、極度のストレスと疲れ。
夜は無理だが、朝ならヘリを飛ばせるからと最悪ヘリで下山まで計画がたてられた。
隊がおんぶして下山をしても、5h程かかるからしんどいと思うし、自力で下山出来るまで体力が戻ることが望ましいと。
血中酸素濃度は足りていて、呂律もしっかりしていることから高山病ではないと判断。
しかし、アクエリアス等飲むなど高山病同様の対処をしてくださいと言われた。

ここ最近下界での忙しさは尋常じゃなかった。
土日も休むことなくボランティアに2ヶ月通いつめて、仕事も忙しく、医者に通うなどバタバタしてた。
そんなストレスを発散すべく山へ来たら、そのストレスなどが原因により山でとんでもないことになってしまった。

睡眠導入剤が効いたのは0:30頃。
目覚めたのは4:30。
朝、自力で下山出来るのなら、連絡をくれと言われてたので小屋に電話をお借りして自力で下山することにした。
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5:30、下山開始します。
下山ルートは昨日確認した雪渓の少ないルート。
そちらは夏季診療所のあるところで昨日来てくれた隊の方々もいるから挨拶していくといいと言われ寄ることにした。
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秋頃、また身体を治して元気に来てくださいねと言われた。
最後まで温かく優しい、剣山荘のみなさんには感謝でいっぱい。
必ず、恩返し登山に来ます。
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雪渓が1本と言ってたが、やはりかなちゅうには4〜5本あった。
人によって本数は変わる。
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登りたかった。
同室の女性と仲良くなり翌朝一緒に山頂アタックの予定まで立てたのに申し訳ない。

今回は自分の自己管理ができてないばかりにたくさんの人に迷惑をかけた最低な登山だった。
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隊の方々にご挨拶をし、そしたらようやく食欲が出てきてこのお弁当を完食するまで元気になった。
そしてめちゃくちゃ美味しかった。
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またきます。
必ず。
いろんな意味で心苦しく辛く、そして情けない登山。
登山はかれこれ15年以上。
百名山に足を踏み入れ始めたのは多分6〜7年。
こんなに辛い思いをしたのは初めて。
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そんな帰路はお花の群生地。
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輝く地面。
泣けた。
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雷鳥坂を下山するのも一苦労。急登だからね。
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疲れの湿疹もピーク。
痛くヒリヒリしてる。
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9:35、無事玉殿の湧水まで帰ってきた。
やっぱり立山は美しい。
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ちょうどいいタイミングのバスに乗れて、駐車場へ向かいます。

まずは無事下山出来たことで恩返し。
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そして次は、元気な顔で、劔岳登頂の報告をして、恩返し。